先輩王子のちょっと危険な甘い罠
「俺、王子様じゃなくなるかもしれねぇ…」


「え?」


私は顔を上げて先輩を見た


「慎一が有力候補なんだってさ」


「そ、そうなんだ…残念だね…先輩、王子様でいたいって言ってたのに」


私ってどうして一言多いのかなぁ


自分で言って、イヤになるよ


「俺、人気ねぇのかなぁ?」


珍しく意気消沈している先輩を横目に、私はゆっくりと宿題をしていた


「人気はあると思うけど…先輩、クールだから…池部先輩は気さくで話しやすいって友達が言ってた」





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