先輩王子のちょっと危険な甘い罠
諦めかけたその時、携帯電話が鳴った


♪♪♪


「もしもし…」


「あ〜俺…」


「先輩!航空ショー行くんですか?」


私はストレートに聞いた


「行こうって誘ってただろ?」


「あの時はごめんなさい…今からじゃ、もう…間に合いませんか?」


私は誰からも顔を見られないように下を向いていた


「2万、早く返すのと、航空ショー行くの、どっちがいい?お前が決めていいから」


「航空ショー…行ってみたいです」


この時は本当にそう思った


「だったら、早く言えよ!」





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