先輩王子のちょっと危険な甘い罠
ハッと気付いた私は、先輩の肩に頭を置いていた


そして先輩の頭は私の頭の上にある


ドキッ


な、何?この体勢


ラブラブカップルみたいでありえないんですけど…


ヘタに動くと起こしちゃうし、先輩、あったかい


私はもう1度、目を瞑った


クン…


微かに匂ういいニオイ


先輩、こんなの付けてたっけ…


私はニオイを嗅ぎながら、再び眠りに落ちていった




次に目が覚めた時は、先輩はもう起きていて、私の頭に肩を貸してくれていて戸惑う


「あ…すみません…つい…」





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