海の果てに-君は海賊-
頭を撫でてくれていたヨクの手が次第にあたしの腰に回されていく。それに伴うように、あたしもヨクの腰に手を回した。
ヨ「リウは、独りじゃねぇよ」
リ「…え?」
ヨ「リウの母ちゃんじゃねぇけど…俺だって言える。だって俺がいるだろ?それに、ロクだってフィンだってジムだって…認めたかないけど、ガリュウだっている」
抱きしめられながら、耳元で優しく呟かれたその言葉は不思議なほどにあたしの頭にスーッと入っていく。止まりかけていた涙が再び目に浮かび上がる。
リ「…ヨク」
ヨ「なんだよ」
リ「あたしも…ヨク達の仲間って思っても良い?」
そんなあたしの問いにヨクは呆れたように笑った。
ヨ「なんだよ、そのわかりきった質問は」
そんな、優しい言葉と共に。