海の果てに-君は海賊-
リ「よし!ほら、出航準備手伝うよ、ヨク!」
ヨ「今までさぼってた奴が言うなよな」
リ「サボリじゃないから!」
グイグイとあまり乗り気じゃないヨクの身体を押しながら、ロクのもとへと向かう。
ロクは、船の下で誰かと話している様子。
リ「…………あ」
その誰かとは、紛れもなくあのお婆ちゃん。
ヨ「なにしてんだよ?ロクの奴は……って、オイ!リウ!」
ヨクが興味津々に身体を乗り出したの同時に、あたしは船から駆け下りた。そしてそのまま真っ直ぐお婆ちゃんのもとへ向かう。
オ「リウさん!」
お婆ちゃんが私の顔を見るなり、切なそうに顔を歪める。どうして、そんな顔を向けられているかわからないあたしは、乱れた息を整えながら首を傾げた。
リ「あ、あの…?」
不思議そうに口を開くあたし。そんなあたしに頭を下げるお婆ちゃん。
オ「ごめんなさい…!」
そして、そんな言葉が紡がれる。