王子様とお姫様の秘密の決断
重い足取りで部屋へと向かう。

事もあろうに、今日ばかりはまだ夕食前。

また杉本と顔を合わせなければならない。

「最悪!」

濡れたままの髪を乾かす事などせずにベッドに横になった。

既に夕食の支度は終っているけれど…

声を掛けづらい。

深い溜息の後目を閉じていた。


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