王子様とお姫様の秘密の決断
気がついたら、ベッドの中だった。

「気がついたか…」

杉本の声に、私の居場所を確認して

「荻野達、さっき帰ったよ」

杉本は読んでいたのか、分厚い本を閉じ

「腹減ってないか?」

時計を見れば、夜になっていたのだから…

「何か食わねーと力つかねーだろ!」
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