王子様とお姫様の秘密の決断
真田先輩が掛けてくれた上着を剥ぎ、手にしていた私のコートを杉本が羽織らせてくれた。
「外は寒い中入るぞ!アンタ話があって来たんだろ!」
睨みつけたまま愛想のない言葉を杉本は放ち、私の手首を握りしめると、家の中へと入って行く。
少し距離をあけながらも真田先輩はついて来た。
険悪なムードのまま客間で向かい合う。
「温かい飲み物いれてくるね」
「外は寒い中入るぞ!アンタ話があって来たんだろ!」
睨みつけたまま愛想のない言葉を杉本は放ち、私の手首を握りしめると、家の中へと入って行く。
少し距離をあけながらも真田先輩はついて来た。
険悪なムードのまま客間で向かい合う。
「温かい飲み物いれてくるね」