王子様とお姫様の秘密の決断
「ありがとうございます」

冷えた手をカップに当て温めながら、少し口づける。

居場所を取り戻すかの様に、ゆっくりと飲みほし

「美味しい」

「温まったでしょ」

小百合さんの優しい声に、心も少し温まった様なきがして、自然と笑みがこぼれた。
< 85 / 120 >

この作品をシェア

pagetop