王子様とお姫様の秘密の決断
「まだ皆さん起きては来ないでしょうから、お部屋でゆっくりしていらしたらどう?」

小百合さんに言われて、ここにも私の部屋があるんだと…

改めて思い、何故か申し訳ない気持ちになっていた。

「そうですね…少しゆっくりさせて頂きますね」

自分の部屋に向かう足取りは何故か重い。
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