明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。
あのときもっともっと話がしたいと思った。
先生の考えてること。
思ってること。
もっともっと知りたいと思った。
どうしよう、
どうしたらいいんだろう。
先生はそのまま私のほうを見ている。
目が逸らせない。
先生はどう思ってアタシのこと見ているんだろう。
アタシはただドキドキして、
どうしたらいいのかわからなくて。
それから。
先生のその視線に誘われるようにアタシはふらりと教室を出た。
無意識に。