明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。

彼女の笑顔を見たらさっきまでのやりきれない気持ちが少し和らぐ。

…雨霧と木村が一緒にいたとしても。


そう、今は一緒に、
2人でいることには間違いないのだから。

いつまでも笑顔の雨霧に俺は聞いた。



「雨霧は…いつも笑ってるね?
どうしてそんなに笑っていられるんだ?」

不思議に思うことを聞いてみた。

両親を亡くしいくら親戚夫婦が引き取ってくれたとはいえ孤独には違いないのに。


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