修羅と荊の道を行け
ホラー映画もそれ程、怖いとは思わないオレでもこれはゾッとする。

「これ15禁で大丈夫か?結構ゾッとする」

咲耶はもうダメだ。オレにしがみついて、プルプル震えている。

「もうやめるか?」

と聞くと頷くので、ゲームを止めた。

「話しには聞いてたけど、ハンパないね」

「だったら出してくるなよ」

だってと頬を膨らませる顔が可愛い。

ブルブル震えている咲耶は可哀相だが時計を見ると、さすがに帰らないと明日に差し障る時間だ。

「オレ、そろそろ帰るな」

「えっ!この状態の私を置いて帰るの?」

泊まってってとすがりついてきた。

誘っているのだろうか…と都合の良いように考えてしまうが、

「ダメ、怖くて寝れない。お願い、泊まって、明日会社まで送るし、お弁当とか作るから」

ついには土下座までしてきた。ここまでされたら断ることなんて出来ない。
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