修羅と荊の道を行け
「んだと!今すぐそれを脱いで渡してもらおうか!!!」

「変態!ばか!」

「馬鹿って言うな!」

馬鹿の応酬は止めないと永遠と続きそうだ。

「はい、終わり終わり。新年早々何してんの?」

「すいません」

「氷樹ちゃんも裾の扱い気をつけてね」

「はーい。じゃあ気をつけて行ってらっしゃい」

氷樹ちゃんは片手を上げて家の中に入って行った。

「じゃ、行こうか」

「おう」


そして一路、初めてお泊り旅行に出たのだった。
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