どこかで誰かが…
「おまえが退屈してんじゃねーか…とか。」

「え?(あたしのこと、考えてくれてんの?)」

「俺、サワみたいのムリだし。」

「…あ、あの二人はさぁ…ホラ、あたし達みたいに、学校でも会えるワケじゃないから、いつでも新鮮って言うかさ!…うちの学校、あーゆータイプいなくない?てか、引くよね?(あたし何言ってんだろ?)」


照れ隠しに盛んに喋りだすゆっこ。


「サワんとこは普段、男ばっかだからな。」

「って言うかさ…女の扱いに慣れてるよね?」

「モテるもん。」

「やっぱり?(余裕なはずだ。)」

「…」

「今日も、大沢くんのファンの子が居てね…うちらの場合、つきあってるのが噂になってバレるじゃん!友達の監視の目もあって安心だし…」

「なんだそれ?」

「でもさ、大沢くんの場合、外で何してんのか分かんないよね?」

「お互い様だろ?」

「でもさ、佳菜子が浮気なんて、ありえないし。」

「そーか?」

「なに?」

「…今日、S校って知って、どんなだったアイツ?」

「あ…だって、サッカーだし…」

「そーゆーのも浮気って言うんじゃねーの?」

「…大沢くんって、そのこと知ってんの?」

「試合会場がS校だったら堀口には知らせなかったってさ。そんで自分はバスケ部に顔出して、場合によっちゃ…」

「ゲッ…」

「なわけねーっつーの!」

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