どこかで誰かが…
「…高木のこと気にしてるの?」

「ヤキモチヤキだかんなぁ。」

「え?…誰が?」

「…あれ?…俺?」

「…大沢くんが嫉妬深いことは、さっき本人から聞いて知ってるから!」

「あー、気になる気になる、俺も」

「もーいーよぅだ。」

「そんなの張り合ったってしょうがないじゃん!」

「べつに(張り合ってるわけじゃ)…」

「つーかさ、どれだけ信用されてるか…そこを見てくれなくちゃ!ゆうこちゃーん!」

「…大沢っぽい。」

「だろ?こーゆーのは言葉にした途端、嘘っぽく感じんだよ。」

「…確かに。」



ゆっこを家まで送りとどけた後、駅に向かう途中、大沢の携帯に電話をかける清瀬だが、

「こちらは…」

留守番電話へと切り替わり、

「邪魔か…。」

そのまま、真っ直ぐ家へと帰ることにした。



「…ねぇ、携帯鳴ってるよ。」

「いーよ。」


その頃二人は、佳菜子の家のそばの公園で、ブランコに乗って語らっていた。


「キヨの女、なんか言ってた?」

「別に。」

「共学の女って、アッケラカーンってしてんのかと思てったけど、口うるさそーだよなぁ。」

「さっぱりしてるよ!清瀬にも結構ファンとか居るから、あーゆー性格の方が合ってると思うけど。」

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