どこかで誰かが…
「ダブルって…その望月のお相手は?って話だよ。わかってる?」

「だから!やっぱ佳菜子かなぁ…だってさ、あたしが阿部ちゃんと二股かけるワケにはいかないっしょ?!」

「ぷっ。あはははは!」


こうして、佳菜子の知らないところで、望月との仲を取り持とうとする作戦が練られることに。


これは、本人同士も知らないことで、
それまで、互いを意識したことのない二人にとって、場合によっては迷惑な話にもなりうるため、
計画は、慎重に進めらた。



清瀬に対し、知らないフリを通すゆっこだったが、

そんな清瀬は、ゆっこを送った帰り道に、佳菜子が望月やバスケ部員達と居るところを何度も見かけ、薄々と感づいていた。

そして単純に、
大沢とのコトに、心の整理がついたのだと、安心するのだった。


“新しい居場所、見つけたか?”


いつも、そのことだけを心配する清瀬。

しかし、安心も束の間、

佳菜子の怪しい行動を目の当りにしてしまうすることに…



部活引退後の下校時に、佳菜子を見かけた清瀬は、
家と反対方向に向かう佳菜子を不思議に思い、とっさにあとをつけていた。

するとそこは、

大沢の住むマンションの前で…


(嘘だろ?!続いてたのかよ!)


何が何だか分からない清瀬は、
裏切られた気持ちにかられるのだった。

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