紅龍 ―2―
それから数分して理事長室から出てきた惇さんは
「中に人が居るが気にすんなや。」
と言って俺等を理事長室に迎えた。
本当は人が居ると話しにくい事なのだが、惇さんがいいと言うならいいと思う。
今はとにかく蘭の事について少しでも情報が欲しい。
俺等は惇さんに続き理事長室に入った。
すると目に入る惇さんの言っていた客。
髪は黒髪で短め。肩につかないぐらいだ。
その短い髪を片方だけ耳にかけ、そこからは赤いピアスが2つ見える。
顔も整っていて、歳は同じか少し歳上に感じる。
綺麗な感じの人だ。