紅龍 ―2―
「なんだ、おめぇ等学校から帰るまでにどんだけ時間かけてんだよ。」
それから何分か車で走って、倉庫に着くと何故か隼人君と結真君が居た。
俺は瞬時にまだ瞳に残る涙を拭き取り、
「何で隼人君達が居るのさ?」
と2人に問い掛けた。
じゃないと、俺以外誰も話さないと思ったから。
こういう時、声を出すのはお茶らけ役の俺だ。
「ねぇ?隼人君?」
何も言わない隼人君にもう一度言いよる。
すると、隼人君は一つ小さな溜め息をついて「話がある。」と言った。