月光夜




目を開けると、アッシュの腕の中にいた。




「琳架!!」



「…アッシュ??」




「良かった…」




抱きしめられて、アッシュの頬から涙が見えた。




「泣いているの?」




「心配させんなっ…」




「ごめんね…、けれど、もう全て終わったよ。」




「そうみたいだな。あのあと、あいつは暴れだしていたが落ち着いたとは穏やかな顔をして、消えていった。」




「アッシュのお兄さんは?」





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