愛のため息
「ーっ、何バカなこと考えてるのさ」




ミイのシートベルトを外し口を塞いだままだった手を引き寄せて、上半身を抱きしめた。




「世間の目を気にするくらいなら、最初からミイと付き合ってなんかないよ。

俺はミイが好きで、ミイも俺を好きでいてくれて。それのどこが“淫行”になるの?」





『だって、条例で・・・』





「条例に当てはまる年齢だから、全てがそうだは限らないって俺は思う」




現に付き合ってる人たちだって、結婚してる人たちだって世の中にはたくさんいるだろう。





俺らだって。





好きだから一緒にいる。




「性行為が目的で付き合ったわけじゃない。純粋な気持ちでお互い思いあって一緒にいるんだよ」





ミイは高校生ではない年上の俺を好きになって



俺は未成年のミイを好きになった。




それだけのこと。



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