幼なじみ君と 幼なじみちゃん♪
校門までなにも話さず着いて歩いてた
けど、後ろを振り返ると櫟玻の姿がなくて
「裕也、櫟玻がいないよ」
「あぁ、今日は櫟玻に頼んで2人きりにさせてもらったんだ…」
そう微笑んでわたしを見る裕也に“ドキッ”とした…
いつもと変わらないはずなのにいつもと違って見えるせいかドキドキはとまらなくて
そして、掴まれてた手がそっと離れ指を絡めて繋がられた…
「時間へーき?」
「うん?」
「ちょっと寄り道してへーき?」
「いいよ?」
裕也が質問してるのに疑問形で返すわたし…
「よし、特別スポットに連れてってやるな!!」
楽しそうに裕也は歩きだして、その顔を見て嬉しくなった
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バスと電車を乗り継いで着いた場所は夕日が見える綺麗な池がある公園だった…
「落ち込んだりなんか嫌なことあったりしたらさ、
ここに来てみ?
愛結が呼んだら、俺がすぐにここに来っから」
得意そうに言って裕也は笑った
「ありがと、じゃ裕也はわたしのヒーローだね」
「ふっ、今頃かよ!
てか、俺“ヒロヤ”だから“ヒーロー”だな」
「ぷっ、意味不明!!」
しばらく話したあと裕也は家まで送ってくれた
「今日はありがと…また明日ね?」
「いーえ、早く寝ろよ」
裕也の後ろ姿が見えなくなるまで見送った…
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