幼なじみ君と 幼なじみちゃん♪
「莱汢とわたしは絶対に認めないわ」
「…せに…、お母さんはなにも知らないくせに!!
わたしの気持ちも全部なにも知りもしないのに勝手なこと言わないで!」
「勝手なことじゃないわ、好きでもない相手と平気で付き合う様な子に育てた覚えないから言ってるんじゃない!!
娘の好きな相手くらいわかるわよ」
慄梛と漓維さんがこんなに言い合ってる
ところを今までずっとみたことなかった…
止めに入ろうとしても2人は俺のことなんて
眼中になくて、ただ、2人を見守るしかなかった
「いい加減にしなさい!」
「母さん…」
「美愛?」
「美愛さん…?」
さっきまで、あんなに言い合ってたのが嘘みたいに
母さんの怒鳴り声で一瞬にして静かになる客間…
「言い合って、なんの為になるの?
何か解決した?
わたしも、漓維と一緒で認めたくない…
だけど、ここで言ってても仕方ないじゃない…」
母さんがこんなことを言うなんて思いもしなかった…
―いや、当然か…母さんは俺の気持ち知ってたし…――
「母さん、この問題は俺がなんとかしたいんだ
だから、見守っててほしいんだ…」
「磨梛抖…
ただし、我慢ならないって時は許可なく口出し手出しさせてもらう、それでもいいわね?」
「あぁ、それでいい母さん、ありがと」
―俺が必ずなんとかする、いや、してやる…――
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