幼なじみ君と  幼なじみちゃん♪



「魚糠、さん…なんで、解らないの…?
魚糠さんに、“間違ってる”って、気付いて…
欲しい…から…言って…くれてるのに」



慄梛は泣きながら伝える



「慄梛、帰ろうコイツになに言っても伝わらない」



俺は思わず止めに入り慄梛をおぶり屋上を後にすることにした…



「慄梛ちゃん、平気?」



賢の言葉に慄梛は頷く



「賢、俺の荷物とか頼んで良い?」

「任せろ!慄梛ちゃんの分も持って行くから」



快く引き受けてくれた



そして、櫟玻のお姉さんは魚糠のことは任せてと言い、慄梛のことを頼まれた…



―――――――――――
―――――――――
―――――――



校門のところまで行くと間伐が立っていた…



「あれ?
なんで女子校から槻沛くんと神碕くん達が出てくるの?」

「関係ねぇーだろ」

「俺は慄梛を待ってたんだよね
だけどなんで君の背中に慄梛がいるの?」

「慄梛がどんな目にあってたかも知らずに
彼氏だのなんのってうぜぇーんだよ
今後もう二度と慄梛の彼氏面すんな
もう、行こうぜ」



言いたいことだけ伝えそのまま歩きだした





.
< 96 / 325 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop