幼なじみ君と 幼なじみちゃん♪
けど、一人魚糠だけは謝らなかった
「ちょっとぉ、あたしを裏切ってどういうつもり!
パパに言って退学させられたいの?」
―なんて脅しをかけるコイツはどこまで根性が
歪んでるんだか必死に続ける…――
「綵のいうこと聞くなら退学も停学も全部全部なしにしてあげる
今なら、綵が許してあげるし、綵はなにも悪いことはしてないでしょ?
綵は被害者なんだよ?解るでしょ?」
でも、5人は耳を傾けようとはせず、
静かに言いはじめた
「綵、あたしらもう懲り懲りだよ…
綵には感謝してるよ?
高校も行けるとこないあたしらをここに誘ってくれたことも…だけど…」
「あたしら、停学でも退学にでもなんでもなって構わないからさ
もう、これ以上こんなことするためなら一緒にはいられない…」
「あたしらさ、谷沂広さんと相沢さんと
心から友達になりたいって思ったんだ…」
「もう遅いけど、そう思うほどに2人がうらやましい
だからもう綵とは一緒に居ない」
「だから、今までありがと…
バイバイ、綵…」
「…さない、許さない、絶対許さない」
ここまで、自分達の気持ちをはっきり言われても
まだ、言い続ける魚糠に腹が立った
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