＼;貴方依存症;／

知嘩仔は一瞬止まっていた涙を、また流しはじめた。



「……………………。」

長い沈黙が続く。



「ごめんな。黙ってて。受け入れなれないなら、幸せになりたいなら、俺、どっか消えるから。」

俺も強がってる。

本当は離れたくなんてないのに。



また長い沈黙が続いた。

ただ黙って涙を流すだけの彼女を見ているのは、苦しかった。



「好きだから…。だからそんなの関係ないよ…。大好きだから…。」

知嘩仔は泣きながら笑顔で答える。

そして今度は知嘩仔から俺を優しく抱きしめた。



「ありがとう…。泣かせてごめんな…。今度は俺が泣きそうだけど…。」

泣きながら笑った。

抱きしめ合いながら。

２人の愛を確かめ合って抱きしめ合う。



これからずっとこの幸せが続くといいと願った。