イジワルな君
お父さんのいきなりの言葉に頭がついていかない。
「それで、その約束を実現するために今日来てくれたんだ。」
実現する…?
約束…??
「だから、こちらの優斗さんは桜。お前の婚約者なんだ。」
ぽけっとしてる私にお父さんが簡潔に説明してくれる。
あぁ…私の婚約者……
「ってはぇぇぇぇぇぇ!?!?」
こ…こ婚約者ぁぁぁ?!?!
「なな…?!?!ほんとに?!?!」
私はお父さんを見る。
「あぁ。」
お父さん即答。
次に私はお母さんを見る。
「ほんとうよ、桜。」
まぢかよ…
ってかお父さんもなんで本人の許可なく約束しちゃうかなあ?
私の気持ちは無視かい!!!
「ちょっと待ってよ!?勝手に決められたって私、困るよ!!!」
「他に誰か相手がいるのか?」
「う…いないけどさあ!」
「ならいいじゃないか。」