超モテ子の秘密


でも、実際に私の目の前に広がっているのは、

笑い声もあたたかさもない

しんと静まり返った

物もなくがらんとした部屋だった…。



その時、静かに雫が頬をつたった。


遅いよね……。

今になって、お父さんとお母さんはもういないんだって気付くなんてさ。


そして、私の耳にはお葬式の時に将太が泣きながら言った言葉が強く残っている。


「旅行なんか行かなければこんなことにならなかったのに。」


将太の言う通りだ―――。


………私がプレゼントしてなければ、

こんなことにならなかったんだ。


ぜんぶ…、

ぜんぶ………、


私のせいなんだ―――。



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