憂鬱姫と俺様王子

席に着くと、普段はすぐにメグが来るはずなんだけど・・・
今日はなんでだろう....
あたしの前になぜか、城崎くんがいるのだ。
近くで見ると、本当にかわいらしい。
あたしがじっーと見つめていると、
「ごめん。そんなに見つめられても。」
そう言われて、やっと我に返った。
「スッ、スミマセン!!かわいい顔してるなぁ~と思って。って、あっ何言ってんだろう。ホント、ごめんなさい。」
あたしが意味分からないこと言うと、城崎くんは笑い出してしまった。
「はははっ、空斗が言うとおりの変な子だね。」
「えっ、神崎のヤツ、何かあたしのこと言ってたんですか?」
あたしは驚いて城崎くんに聞き返した。
「うん、言ってたよ。あっ、そうだ。みみちゃんに話したいことあったんだよね。ちょっと、いい?」
えっ、何?
よく内容が分からないけど、一応「はい。」と返事をしておいた。

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