紫御殿†Purple heart
「もしかして、ずっと
 私に電話を・・・?」

「ずっとじゃない
 お前の事が気になって
 何度か、掛けただけ・・・」

「ごめんなさい、私・・・
 貴方からの電話に
 気づけなかった」

着信に気が付く事が
できなかったのは

きっと、大好きな浅緋と
過ごせる時間が楽しくて
夢中になってしまって
いたから・・・

私は、いずるの事を
忘れていた。

「ごめん・・・」

私には、謝る事しかできない

「レイ、謝るのは俺の方だよ
 
 お前が傷つくことを
 俺が言ってしまった
 ・・・ごめん」

「もう、いいよ

 本当は私、何となく
 貴方に、『似合ってない』
 そう言われるような気が
 していたの・・・」
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