ブックオフは、縁結びの神様?
メガネ君はイケメン君に今までの話をした。

イケメン君は話を全部聞いて、私の方を向いた。

「由佳ちゃん、こいつ酷いよね。ごめんねー。こんな思いさせて。」

「い・・・いえ・・・、特に・・・何をされたってわけじゃないから・・」

私はひっくひっく言いながら答えた。メガネ君はまだ言ってる

「ブックオフが悪どいって事は間違ってないだろ!俺は間違った事は言ってない!」

その瞬間、メガネ君が空を飛んだ。

正確に言えば、数メートル宙を舞って障子を突き破り、転げた。

メガネ君の頭の上にはひよこの「ピヨピヨマーク」がくるくる回っている。


しばらくの沈黙。

イケメン君は気絶(?)していたメガネ君の後ろに回って、「えい!」とかやった。

そしてメガネ君が大丈夫だと確認すると、私のとこにまた戻ってきた。


「由佳ちゃん、嫌なとこ見せちゃったね。」

「えっ・・えっ・・そ、そんなことないですぅ・・・・っ!」

わーっ、この人って、今度は本当に私の王子様かもっ!
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