ブックオフは、縁結びの神様？

「由佳ちゃん・・・」

イケメン君の顔が私に近づく。

「イ･･イケメン･･君・・・」
私は勘違いして、目を閉じようかとしていた時・・

「僕はね、元ブックオフ店員なんだ。」

そう彼がカミングアウトした。

「えええーーーーーーーーーーっ！」

「あのね、ブックオフはもちろんそんな悪どい事はしない、できないんだよ。まずシステムが違う。」

「は、はい。」
まるで仕事をしているような、キビキビした言葉。別人みたい！イケメンの癖に、人間的にもかっこよすぎ！

「お客様から買取をする時には、必ず伝票を切るんだ。そして、お客様にもそれを確認してもらってる。ここまではいいかい？」

「は、はい。」私はもうメロメロになって聞いている。

「つまり、本の出入りは完全に記帳されている。だから、０円買取で店舗に本が並ぶ事は無い。だって、出入りの数が狂ってしまうからね。」

はーっ！この人、目が輝いている！

やっぱり、仕事に燃えている人って、素敵！

ブックオフの人って、それだけでかっこいいよおお！