俺様☆姫様★王子様 2 【完】
結局あの後、あたしは再び登場した”スーツマン宇都宮”によって、蓮の滞在先であるホテルに案内された。
空港から車で5分くらい。
会話も無いまま、到着しちゃう距離で、少しホッとした。
入り口に居たベルボーイに何やら英語で話しかける宇都宮さんは、流石中谷財閥の使用人だけあって、直ぐに支配人らしき人が挨拶に来た。
ちょっと予想はしてたんだけど、世界に名を轟かせる5つ星ホテルだった。
しかも、最上階のペントハウスってやつ。
エレベーターが開くと直ぐに、無駄に広い部屋が視界を占領した。
セキュリティー面は大丈夫なのかと疑問に思ったあたしは、一言も会話を交わしていなかった宇都宮さんに聞いてみた。
すると彼は穏やかな顔つきで、カードキーを入れないと、ペントハウスに続くエレベーターのボタンが押せないと教えてくれた。