俺様☆姫様★王子様 2 【完】
いつまでもエレベーターから降りないあたしを、見かねた宇都宮さんに促されて、恐る恐る一歩足を踏み入れる。
「うひゃっ」
ふわっとして、体が沈んだ。
足元を見ると、想像してた硬質の床じゃなくて、毛足が長いふかふかの絨毯が敷き詰められていた。
「お気をつけ下さい」
宇都宮さんが腕を支えてくれた。
「す、すみません」
情けないやら恥ずかしいやらで、俯いてお礼を言った。
《大丈夫ですか?》
横から支配人の声まで聞こえて…
《大丈夫です…すみません》
たどたどしい英語で返してみた。
英語って苦手なんだよね;
宇都宮さんみたいに流暢に話せないから、恥ずかしいよ。
そう思っていると、腕を持ったまま宇都宮さんが固まっていた。
……えっと、間違ってたかな…?