俺様☆姫様★王子様 2 【完】
見てるよ。
じっと見てるよ。
黙って見ないでください…;
わかってますから!
英語下手くそですから!
通じたかも謎ですから!
家族旅行で海外には行ったことあるけど、大抵パパが話すから、あたしは本場で会話をする事無かったんだもん。
……仕方無いじゃん。
だけどこんなあたしじゃ、余計に蓮に相応しくないって言われるんだろうな。
視線を落として肩を竦めるしかなかった。
すると、腕をぱっと離して、我に返った宇都宮さんは、突然謝りだした。
「いいんです、謝らないでください。苦手なんです。あたし……日本人ですから」
「いえ、そうじゃなくて」
「言いたいことはわかってます」
はぁ、と更に肩を落としていたら、
《支配人、お茶の手配を頼みます》
そう言って、チップを支配人に渡した。