俺様☆姫様★王子様 2 【完】
静かにエレベーターが閉まって、頭を下げてた支配人は去った。
だだっ広い部屋にあたしと宇都宮さんが、ぽつんと残される。
……空気重っ!
キョロキョロして、とりあえず奥に進もうとした。
「あの」
呼び止められた。
「……はい」
目を合わさないように、肩越しに振り返る。
「先程は失礼な事を申してしまい、本当に申し訳ありませんでした」
しんとした空気が揺れる。
宇都宮さんて綺麗な声。
凛として、良く通る澄んだ声。
きっと蓮と居たときの事を言ってるんだろう。
「……いえ。気にしてませんから」
うそ。
本当は凄くキズついた。
そんなあたしの心の声が聞こえたのかどうかは、わからないけど、宇都宮さんが動いた。