俺様☆姫様★王子様 2 【完】

静かにエレベーターが閉まって、頭を下げてた支配人は去った。


だだっ広い部屋にあたしと宇都宮さんが、ぽつんと残される。


……空気重っ!



キョロキョロして、とりあえず奥に進もうとした。


「あの」


呼び止められた。


「……はい」


目を合わさないように、肩越しに振り返る。


「先程は失礼な事を申してしまい、本当に申し訳ありませんでした」


しんとした空気が揺れる。

宇都宮さんて綺麗な声。
凛として、良く通る澄んだ声。

きっと蓮と居たときの事を言ってるんだろう。


「……いえ。気にしてませんから」


うそ。

本当は凄くキズついた。


そんなあたしの心の声が聞こえたのかどうかは、わからないけど、宇都宮さんが動いた。


< 266 / 438 >

この作品をシェア

pagetop