俺様☆姫様★王子様 2 【完】


すっとあたしの前に立つと、そっとあたしの肩に優しく触れる。


「貴女は素敵な女性です。書面の活字に躍らされてはいけない、と言うことですね」

後半は自嘲して。


「ありがとうございました。貴女の様な方、初めて出会いました」


何を言ってるのかわからなくて、首を傾げてみた。

ホントにわかんないもん。

お礼を言われる意味も、柔く笑う意味も。



「……あの、「蓮坊っちゃんが羨ましい」


はい?

うううう、羨ましい?!

なんで?何が?どこら辺が?



「あたしなんか蓮と釣り合わないって、宇都宮さんがさっき自分で言ったじゃないですか」


言ったよ。言われたよ。
はっきりきっぱりくっきりと。


「だから謝罪しているのです。私はとんだ誤解をしていたのですから」


益々訳がわからないことを言ったよ;


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