俺様☆姫様★王子様 2 【完】
「あたしはどこぞのお嬢様でもありませんし、頭も並、大した特技もありません。それに後ろ楯になる権力なんて、皆無です」
自分で言ってて悲しくなるけど、事実。
なんの取り柄もないあたしが、富豪だし有名人の蓮と付き合うなんて、無理な話なんだ。
そんなこと初めからわかってる。
わかってるけど。
「だけど、あたしは只の”蓮”が好きなんです。確かに彼はあたしにはもて余すくらいのお金も地位もある。
だけど、そんなしがらみ全部抜きで、彼が好きなんです」
ここは、宇都宮さんの目を見て言った。
だって、あたしの強い意思だから。
ここだけは誤解されたくない。
蓮の…中谷が目的なんかじゃない。
名前が欲しいんじゃない。
”蓮”が好きなんだ。
うん。
それだけ。