俺様☆姫様★王子様 2 【完】

「あたしはどこぞのお嬢様でもありませんし、頭も並、大した特技もありません。それに後ろ楯になる権力なんて、皆無です」


自分で言ってて悲しくなるけど、事実。


なんの取り柄もないあたしが、富豪だし有名人の蓮と付き合うなんて、無理な話なんだ。

そんなこと初めからわかってる。


わかってるけど。


「だけど、あたしは只の”蓮”が好きなんです。確かに彼はあたしにはもて余すくらいのお金も地位もある。
だけど、そんなしがらみ全部抜きで、彼が好きなんです」


ここは、宇都宮さんの目を見て言った。


だって、あたしの強い意思だから。

ここだけは誤解されたくない。

蓮の…中谷が目的なんかじゃない。

名前が欲しいんじゃない。



”蓮”が好きなんだ。


うん。


それだけ。



< 268 / 438 >

この作品をシェア

pagetop