アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
声を押し殺した。


思いっきり泣きたいのに
隣の恭平に知られたくなくて
手で口を力いっぱい抑える。


拒否されてしまった…
唯一の
本当に好きな人と
触れあえる契約だった。


でも恭平には
残念なことに


汚いものが巻いている
そんな関係にしか思われては
いないのが
悲しかった………




私の中では最高の触れあいだった



でもそれは独りよがりの
なにものでもなくて



一番わかってほしい人には


思い負担になっていたのか


浴室に飛び込んで
思いっきり泣いた。


水の音が隠してくれるから……
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