アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
コーヒーをおとす香りが好き
心がとってもおちつく


「いい香りだわ~」


「はいどうぞ」


甲斐がコーヒーを運んできて
私の隣に座った。


「弟さんのとこ行ってたのかい?」


「ええ…」

コーヒーをフウフウして飲んだ。


「おいしい~」私は癒されてホッとしていた。



「こんな生活してたんだ。
すごいね…お金持ちなんだね。」



「親のおかげでね・・・・
それよりなんかあったの?」




「え?」



「メグから連絡もらうなんて
初めてだったからうれしよ。」



「あ…急に会いたくなったの…」




「マジ!?めっちゃうれしい」



甲斐は私の肩を抱き寄せた。
罪悪感…利用しててごめんなさい…

甲斐の無邪気に喜ぶ姿に
胸が痛くなった。


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