アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
二人は握手した。


そして芽理衣はコトンと恭平の
胸に額をつけた。



「会えてよかった・・・・」


そう言うと立ちあがって
私に
「またメールするね」と言った。



「うん」

そう答えたけど
きっと私今最高に 芽理衣が嫌い・・・・・



芽理衣の背中を見送って
恭平がため息をついた・・・・


「かわいそうに・・・・・
なんで一人にするのに結婚なんて
したんだろう・・・・
一緒にいられないなら意味がないのに…
俺は結婚したらいつもそばにいる」

そうつぶやいた。


私の恋心は行き場を失くしていた。


芽理衣を想う
恭平はあまりに強い目をしてるから




「帰ろう恭平・・・・」

私だけの恭平に・・・・・
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