アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
車の中でも私は無言だった。


何を話しても喧嘩になりそうで
怖かった。


恭平がそんな私を横目で見ながら
とうとう


「何怒ってんの?」
と言った。


「怒ってないけど・・・
病気の子をほったらかして
男とイチャイチャしてて
あの人に母親の資格ってあるのかしら
恭平だってそうだよ…
もっと気を使わないと……
部屋の人達もあきれてたし」



「あ・・・そ
いいよ別にわかってもらおうなんて
思ってないし・・・・
芽理衣が元気なんら
真凛ちゃんも元気だから
甲斐先生にも頼まれたし~」



「甲斐?何を?」


「心療内科で鬱って診断されたらしい」



「そう・・・・・」



「だから芽理衣が必要としてる間
力になってやってってさ~」



「そうなの……」



ヤキモチ顔だった自分が
恥ずかしかった・・・・・



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