アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「一応 ご主人に連絡をとったから
よく話合ってみて
真凛ちゃんの病状や
おかあさんの大変さとか
これからどうするのか
何が一番いいのか……」



「彼 なんて言ってました?」

芽理衣が聞いた。



「とても驚いていたよ。」



「そう…」



「恭平くんありがとな。
松尾さんもだいぶ落ち着いたけど
どうする?」



「俺 今日ここにいてもいいですか?
一緒にいてやりたいんです。」



「そうしてくれたら
安心だよ……」



私は廊下の天井を仰いだ


 ひとりぼっちだ


この状況では仕方がないけど
失恋は私にどんどんと
鋭い矢をほおりこんでくる……


涙が頬を流れ落ちる・・・・



 切なかった恋だったな……


だって…そういう恭平が好きだから……
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