アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
仕事が残ってる甲斐をおいて
先に家に戻ってきた。

慌ててそこらへんを片づける。

少し汗ばんだ体を
シャワーで流した・・・・・。


 今夜…甲斐と………


私は鏡にうつる全身を見ていた。



 甲斐のものになってもいいよね?



鏡の中に私は静かにうなづく


 でも…恭平のことまだ
 忘れられないよ……


鏡の中の私は困惑している



「どうして?もっともっと
恭平が好きになってくれる女に
生まれなかったんだろう……」


それが現実だった。


「愛してる…恭平……
甲斐に抱かれたら 甲斐だけを
愛することができるのかな……」


鏡の中の私は泣いている・・・・・・



 いいの?


甲斐を傷つけて・・・・・
恭平を忘れられないのに
このまま流されていいの?


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