アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「あなたがその人に夢中になってる間
芽理衣は 不安の中暮らしていた。
真凛ちゃんの病気も一人で立ち向かって
いくら芽理衣がへこたれないタイプでも
おかしくなってしまうの
当たり前だと思う……
夫婦だろ?
自分の子だろ?
どうして責任を持たないんだ?

俺はガキだけど
ガキでもわかるよ・・・・・

子供は二人で育てるものだろ?
俺らは小さい頃に片親が死んで
残った親は必死に俺らを
育ててくれた……
二人とも健康なら……
二人の子供を一緒に愛してやらないと
子供が可哀そうだ……

真凛ちゃんはあなたに
ソックリだ・・・・・・。

それに芽理衣はやっぱり
あなたを求めている。
あの頃……
ただたんにそばにいた俺は
あなたの変わりにしかすぎなかったし

今だってあなたを必死に
求めている・・・・・
だけどあなたが芽理衣を受け入れないなら
俺が二人を守ってやる……

今はガキでも・・・
大事な人を守るのは
男としてあたりまえのことだ
俺は死んだとうさんから
そう教えられた!!!」


恭平の言葉は
私の失恋を宣言してるようだった。
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