アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

失恋を忘れるには

もう一度 話合ってみる


そう言って芽理衣の夫は帰って行った。

恭平は
しばらく頭を抱えていたけど
そのうちソファーで寝てしまった。


私はタオルケットを
静か恭平の体にかけた


安らかな寝息をたててる
恭平を見つめた。


「やっぱ恭平はカッコいいよ……
ガキの中でも一番
カッコいい……
へたな大人より百倍頼もしい……
いいな…私も芽理衣さんになりたい…
あんなふうに
私のこと言ってほしいな……

頑張れ…恭平・・・・」



眠ってる恭平の唇に
恐る恐るキスをした。


「最後のキス・・・・
恭平のこと・・・
愛してた…って過去形にするね…」


涙が溢れた。
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