アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「恵美さん…めっちゃかっこよかったよ」


恭平が駐車場に停めた車の前で
そう言った。



「なにが?」

私はバックから
キーを取り出そうと
下を向いた。


「俺さ…もっと好きになった…」



「え?」



「もっと・・・好きになったよ。」



恭平が今度はゆっくりと言った。



私は突然のことにカギをおとした。



慌ててカギをひろって考えた。
その好きって言葉が突然すぎて

愛の言葉というより
人間としてという意味だと
気がついて


 恥かくとこだった


そう思った。
< 599 / 668 >

この作品をシェア

pagetop