アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
部屋に入って物色していると

ピンポ~ンと鳴って食事が
運ばれてきた。



さっきまで青い顔をしていた
恭平はくどそーなカレーを頬張った。


「元気そうじゃん」
嫌味臭く私がいうと


「あれだけ吐いたらさ
もう車に乗れないから~」


「酔いやすかったら
言ってくれたらいいのに」


「せっかく連れて行ってくれるのに
悪いと思ったからさ」



「ま・・・・いっか~
どうせ明日も暇になったから~」



男の影をちらつかせても
浩二郎からの電話は来ていない。
心配じゃないんだろうか……


浩二郎のこと考えると
気持ちがどんよりする。
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