携帯小説的恋
練習修了を知らせるフォイッスルが、グランドに鳴り響いた。

「整列!」

「今日も一人の怪我人を出すことなく、無事練習を終えることができた。

これも、みんなが、コーチの教えをキチンと聞いて、その通りに動けたからだなぁ。

どうだ、すこしは身体に自信がついたかぁ。

思ったように身体を動かすってことは、実はとっても難しいことなんだ。

でも、諦めずに繰り返せば、必ず出来るようになる。

だから一緒に頑張ろう!

それじゃ、今日も最後に、みんなでコーチにお礼を言おう!」

月人君の挨拶の後、みんなが一斉に礼をした。

「「ありがとうございました!」」

子供達の群れとともに、月人君達コーチ陣もこちらに向かって歩いてくる。

みんな相当疲れた様子だ。
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