みつあみ少女にティアラを乗せて ж2部
「依鶴さんって、近くにいるの?」
あおいは藤咲さんにたずねた。
藤咲さんはあたしの目を見てから何も言わず、また松永さんを見た。
「とにかく、あおい様に危害を与えるようであれば、容赦しませんよ、松永…」
松永さんは、笑い出した。
高らかに。
…もう遅いよ。
そう、笑いながら言った。
「…言わないで!」
思わず あおいは声を上げた。
聞かれたくない。
藤咲さんに聞かれたくない!
知られたくないよ…!
「――何をしているの」